
JETプログラムとは、「語学指導等を行う外国青年招致事業」(The Japan Exchange and Teaching Programme)の略称で、総務省、外務省、文部科学省及び一般財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の協力の下、地方公共団体が実施している事業です。外国語教育の充実や国際交流を推進することを目的としており、東京都教育委員会は当事業に積極的に取り組んでいます。また、ALT(Assistant Language Teacher)と呼ばれる外国人英語等教育補助員も配置しています。
都立高校の全ての学年で、ネイティブによる指導を毎週実施しています。
東京都教育委員会は、小・中・高校教員が最新の英語教授法を学び、自らの教科の指導力を高めるとともに、異文化理解を深め、生徒の英語によるコミュニケーション能力の向上を図ることを目的として、教員を海外大学へ約3か月間派遣しています。さらに、研修の成果を派遣教員所属校のみならず、自地区の他の教員に広め、英語の指導力の向上を図ることも目指しています。
東京都教育委員会は、小・中学校で身に付けた英語によるコミュニケーション能力を、高校でさらに向上させるため、小・中・高校で一貫した英語教育を進めています。
令和4年度から都内公立中学校第3学年生徒を対象に、「中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)」を実施します。
ESAT-J = English Speaking Achievement Test for Junior High School Studentsの略称
英語の「話すこと」に関する能力を育成するために、中学生を対象とした映像教材「『話すこと』トレーニング」を作成しました。映像を視聴し出題される問題に答えることで、スピーキングの学習に取り組むことができます。
東京都教育委員会は、外国語による高いコミュニケーション能力、異文化への理解や適応能力、国際貢献への意欲を育て、将来、国際社会の様々な分野・組織で活躍できるグローバル・リーダーを育成するため、10校の都立学校を「東京グローバル10」に指定しています。指定校では、外国語授業の改善に向けた先進的取組や、学校独自の特色ある取組を実施するなど、時代を担うグローバル人材育成に向けた取組を推進しています。
東京グローバル10:日比谷高等学校、深川高等学校、西高等学校、国際高等学校、飛鳥高等学校、千早高等学校、小平高等学校、小石川中等教育学校、三鷹中等教育学校、立川国際中等教育学校
東京都教育委員会は、都立高校等における姉妹校交流や留学生の受入促進、都内全公立学校におけるオリンピック・パラリンピック教育の推進など、国際交流を推進しています。
グローバル社会においては、英語にとどまらず、多言語を活用し、国際貢献できる人材を育成することも重要です。東京都教育委員会では、都立高校等における部活動への外国語講師の派遣や外国語選択科目の開設推進、都立高校生のうち希望者を対象とした外国語体験講座の開催を行っています
東京都教育委員会では、平成27年度に独自の英語教材「Welcome to Tokyo」を作成し、現在、都内公立学校の小学校第3学年以上の児童・生徒全員に配布しています。日本・東京の文化や歴史等の理解の促進や英語による発信力の向上、オリンピック・パラリンピックに向けた国際理解教育の推進を図る当教材の更なる活用を図っていきます。
東京都教育委員会では、児童・生徒が、外国人との会話や外国の文化等に触れる機会を増やし、英語を積極的に使う態度を身に付けられるよう、教室での授業に加え、体験的で実践的な学習を行う場として、TOKYO GLOBAL GATEWAYの整備を進めています。
東京都教育委員会では、新たな時代に対応できるグローバル人材を育成するため、 高度で創造的な探究学習を、社会・世界と連携して提供する『Diverse Link Tokyo Edu』の構築を2019年度から開始しました。本事業は、文部科学省2019年度新規事業『WWL (ワールドワイドラーニング)コンソーシアム構築支援事業』に採択されました。